子供の加入で自動車保険は年間10万円上がる!安く抑える3つの方法

子供が免許を取得し運転するようになると事故が不安になり、子供が保険の補償対象になるよう変える人がほとんど。そのとき、子供を補償対象にすると保険料が10万円以上も上がることもあります。
ここでは、子供を補償対象に入れてもとにかく安い保険の選び方と保険料を安くおさえる3つの方法を紹介します。
とにかく安い保険の選び方 | 一括見積もりで最大7社同時比較 |
保険料を上げない3つの方法 | (1)免責金額を高めに設定する |
(2)親から子供に等級を引き継ぐ | |
(3)1日自動車保険に入る |
子供が新規で自動車保険に加入すると等級は6等級からスタートし、年齢条件割引も適応できないため保険料は非常に高くなります。
さらに、子供を補償対象にして保険料を上げない3つの方法にも、デメリットが存在します。
- 免責の設定金額を上げる!
でも、もしものときの負担金は増える… - 親から子供へ等級を引き継ぐ!
でも、そのぶん親の等級が下がる… - 1日自動車保険に加入する!
でも、年間だと保険料が割高になる…
保険料を上げない方法とデメリット
子供を補償対象にしたうえで、デメリットもなく保険料を上げないたった一つの方法は一括見積もりです。
- 【一括見積もりのメリット】
- 同じ条件で複数の会社の保険料を見積もりできるので、一番安い保険を簡単に見つけることができる
- 保険会社による面倒な営業がない
このページのもくじ
子供の運転しても自動車保険料を安くする3つの方法
自動車保健は子供が運転することで年齢条件や運転者条件を変更して補償範囲を広げると自動車保険料は確実に高くなってしまいます。
しかし、自動車保険料は安く抑えたい、という方も少なくないと思います。そんな親御さんたちに、お子さんも補償できる自動車保険でも保険料を安く抑えるとっておきの節約術を紹介します。
1.免責金額を”あえて”高めに設定する
免責金額とは、事故が起きた際に自分で負担しなければならない金額のことです。
この免責金額を高めに設定することで事故時の負担は増しますが自動車保険料は安く抑えることができます。
保険を使ってしまうと等級が下がり、翌年から保険料は割高になってしまうので、修理代等が免責額を下回る場合は自己負担をすることをおすすめします。
2.親から子供へ等級を引き継ぐ
お子さんが新しく車を買った、という場合に保険料を安くする方法として使えるのが、親の等級をお子さんに引き継ぐやり方です。別居のお子さん(未婚)が車を買った場合は、自動車保険の契約者名義を親の名前にすることはできません。
そのため、セカンドカー割引などは使えないのですが、その代わりにお子さんに等級を引き継ぎ家族みんなの自動車保険料を安くすることができます。
等級引き継ぎの例(親:20等級 子:6等級)
お子さんが新規で保険に加入した場合 | 等級引き継ぎを使った場合 | |
---|---|---|
親の保険料 | 3,970円/月 | 8,690円/月 |
お子さんの保険料 | 19,040円/月 | 8,700円/月 |
合計の保険料 | 23,010円/月 | 17,390円/月 |
上記の表を見てみると、等級を引き継ぐことで自動車保険料は月間5,620円もお得になります。これは、保険料が割高のお子さんに割引が大きい20等級を、保険料がもともと安い親に割引率の小さい6等級を充てたからです。
3.即日OK!500円から契約できる1日自動車保険に加入する
1日自動車保険は文字どおり、1日単位で借りた車に入る任意保険です。
補償内容や保険料は、予め決められたセット型の保険商品となっていて、普段車に乗らない人がたまに乗ったり、友人や補償範囲外の親から車を借りて運転する際でも選びやすいように作られています。
保険期間や加入できる人の条件は次のとおりです。
- ・保険期間は1日単位、連続で最大7日間まで
- ・加入者(被保険者)は、車を借りる人
- ・加入できる対象車両は自家用乗用車のみ
そして、1日自動車保険にはタイプが有り、基本A・B・Cなど3つに分けられていることが多く、それぞれプランの内容と金額が異なります。
子供が運転する際に適したプランを選び、1日自動車保険を最大限に利用しましょう。
【裏ワザ】一括見積サイトで”一番安い”自動車保険会社を探す
お子さんの運転免許取得を機に、他の自動車保険会社へ乗り換えることで保険料が安くなる可能性はあります。
自動車保険会社を複数社比較して見積もりを取ることで、保険料が10,000円安くなることもあります。
自動車保険料を抑える方法は、一括見積もりが一番手軽で”最安の保険”が見つかるでしょう。
【親必見!】運転免許取得後は”運転者条件”を満たしていないと子供の事故は補償されない
お子さんが免許を取ったからといって、自動車保険を見直す前に親の車を運転させるのは非常に危険です。
万が一お子さんが交通事故を起こしても、自動車保険会社からは一切補償を受け取れません。免許を取りたての事故は多いので、現在加入している自動車保険の契約内容を見直しましょう。
※お子さんも自動車保険の補償の対象になるには、免許を取ったそのお子さんと住所が一致している(同居している)ことが必須です。
年齢条件と運転者条件の契約内容を変更しないと事故で大損!
お子さんも交通事故時に補償を受けられる範囲に入れるには、①「年齢条件」と②「運転者条件」を変更する必要があります。
しかし、保険料が高くなるから条件変更はしたくないという方や変更することを忘れてしまう方もいます。
その場合、お子さんが万が一、人身事故や物損事故を起こしても、この2つの条件を変更し子供を運転者に含む契約内容にしていなければ保険会社からの補償を受け取ることができません。
特に相手方に事故で怪我をさせた場合に備え、子供を補償範囲に加えることは必須です。
2つの条件について詳しく見ていきます。
見直し必須条件①「年齢条件」の限定をなくさなければならない
年齢条件は「全年齢補償(18歳、19歳、20歳)」、「21歳以上補償」など計5種類から設定できます。
自動車保険料節約のためご自身やほかのご家族など、親御さんが自動車保険に加入した当初に運転する人の年齢に合わせた契約内容にしていたはずです。
お子さんの年齢にもよりますが、多くの親御さんが運転免許を取ったお子さんの年齢よりも上の年齢条件のまましていることも非常に多いので確認が必要です。
つまり年齢条件が35歳以上補償で設定していて子供が20歳だった場合、親の車で事故を起越しても補償を受けることができないということです。
(※年齢補償については、別居しているお子さんの年齢と今加入している年齢が違っても別居しているお子さんの年齢は関係ありません。)
見直し必須条件②運転者条件を「家族限定」に変更しなければならない
運転者条件が「本人限定」もしくは「配偶者限定」の方は、そのままだとお子さんが親の車で自動車事故を起こしてしまっても、事故対応や補償をしてもらえません。ですので、「家族限定」に変更しお子さんを補償範囲に入れましょう。
また、各運転者限定条件にはそれぞれ下記のような割引率が設定されています。
運転者条件 | 対象者 | 割引率(相場) |
---|---|---|
本人限定 | 記名被保険者 | 8% |
配偶者限定 | 記名被保険者+配偶者 | 6% |
家族限定 | ・記名被保険者 ・記名被保険者+配偶者 ・配偶者の同居の親族+記名被保険者 ・配偶者の別居の未婚の子 |
3% |
限定なし | 限定なし(友人知人など、誰でも補償範囲内) | 割引なし |
別居の子どもが家族限定の範囲に入る必須条件
家族限定でいう家族とは別居している未婚のお子さんを含めたことになります。結婚して家族の範囲から外れることもありますが、お子さんは別居していても未婚であれば家族の範囲です。学生でお子さんが別居している場合でも家族限定で自動車保険に加入している場合は帰省時に運転することも可能です。
しかし気をつけるべき点は、子供が結婚をしている時です。別居の既婚者の場合は実の子供であったとしても「家族限定」の補償範囲とはならないので注意をしましょう。
家族限定など契約内容を変更しても自動車保険料を節約するコツ
自動車保険会社や代理店へ電話をするかインターネット上で契約の変更は簡単に終わらせることができます。年齢条件をや運転者条件と同時に、お子さんが運転する前に細かい補償内容も見直しましょう。
お子さんの自動車運転におすすめの補償2選
交通事故を起こしやすい運転歴の浅いドライバーにおすすめの保険をご紹介します。
- 車両保険
→車をぶつけて傷がついた時になど修理代を補償できます。 - 搭乗者傷害保険
→事故で搭乗者にケガを負わせた際に治療費等を補償できます。
ただし、新たに保険や特約を追加すると保険料はさらに高くなるので、契約内容はしっかりと吟味しましょう。
子供の運転でも自動車保険を安くする節約術
自動車保険そのものをなるべく安く抑えたいという人はたくさんいると思いますが、お子さんが運転を始めるタイミングは契約内容を見直す良い機会でもあります。
そのようなときは、自動車保険の一括見積もりでもっと安い自動車保険を探しましょう。一人ひとり車の乗り方は違うので、複数の保険会社から見積もりを取ることで自分にベストの安い保険を見つけることができます。
中でも、自動車保険の一括見積もりサイトでは5分の簡単入力で一括見積もりを取ることができるのでおすすめです。
要注意!免許取りたての子供の自動車保険料が”驚くほど”高いワケ
運転免許取りたてのお子さんも補償を受け取れる契約内容に変更すれば、いざというときに親御さんの自動車保険で事故に備えられますが、運転免許を取りたての特に若いお子さんであれば、信じられないほど保険料が上がってしまいます。
では、なぜ、子供も補償を受け取れる契約にしたとたんに保険料は高くなってしまうのでしょうか?
等級が低い免許取得後は自動車保険料がとにかく高い
自動車保険では、等級制度(ノンフリート等級制度)が採用されています。等級は自動車保険に新規で加入する場合(免許取得時)には6等級でスタートします。
等級は1~20等級までありますが、等級は低ければ低いほど自動車保険料が高くなるので、初心者のドライバーはその等級の低さからも比較的自動車保険料が高くなってしまいます。
無事故で過ごせば翌年で1等級上がり、全くの無過失でない限り、事故で車両保険を含め自動車保険の補償を受け取ると、必ず等級がダウンし、さらに自動車保険料が値上がりします。
また、運転免許を取得できる年齢は日本だと18歳ですが、ドライバーの年齢が若ければ若いほど運転技術が未熟で事故のリスクも高いとみなされ、どこの保険会社でも保険料が高くなります。
年齢条件の限定が無いと自動車保険料は高い!
先述のように、年齢条件は「全年齢補償(18歳、19歳、20歳)」、「21歳以上補償」など計5種類から設定できます。その変更に伴い、下記の表のとおり若い年齢ほど保険料は高くなってしまいます。
全年齢補償(年齢を問わず補償) | 保険料が高い ↑ | | | | ↓ 保険料が安い |
---|---|
21歳以上補償 | |
26歳以上補償 | |
30歳以上補償 | |
35歳以上補償 |
また、20歳前後の若い初心者ドライバーは免許を取って日が浅いだけでなく年齢からも事故のリスクが高いと判断され、自動車保険料が高くなってしまいます。
運転者の年齢に応じ、運転者条件の「年齢条件」も契約内容を変更することで、お子さんが年を重ねるにつれ自動車保険料も安くなるということでもあります。
家族限定かどうかで自動車保険は10万円も違う!驚きの見積もり結果
前項の例として、20歳で6等級の人が家族限定でチューリッヒで見積もりを取った際の保険料は164,850円でした。これを21歳以上で家族限定で見積もりを取り直すと62,380円という結果になり、なんと10万円以上の差額が出ました。やはり、乗車経験がない若い人ほど保険料が高く設定されています。
子供特約はすでに廃止!代用策をうまく利用する
以前は、年齢条件を変更するよりも、子供特約を付ける方が保険料は割安になりました。
しかし、現在ではほとんどの自動車保険会社で子供特約は廃止されているので、多くの人は年齢条件を低い人に合わせて契約しています。
子供特約がないことで保険を安くできないと思いがちですが、自動車保険の一括見積もりで少しでも安くする方法をおすすめします。
まとめ
- 正しい契約内容でないと、お子さんが起こした事故は補償されない。
- 今加入している保険で、お子さんも補償が受けられるには手続きが必要。
- 運転免許取り立てのドライバーは自動車保険料が非常に高くなる。
- 保険料3つの節約術!「免責金額を高く設定」「等級引き継ぎ」「自動車保険の乗り換え」
- 安い自動車保険は5分でをまとめて一括見積もりで探すのがベスト。