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自動車保険の新規契約で気になる「等級」や「保険料」のこと

新たに自動車保険に加入する場合、「純新規契約」と「複数所有新規契約」という形態に大きく分けることができます。 この2つの契約形態は、満たすべき条件が異なるのはもちろん、契約後に適用される等級にも違いがあります。 そこで今回は、新規で自動車保険の契約をする際に押さえておくべきことのなかでも、等級や保険料に関することを中心に専門家に聞いてみました。

新規の自動車保険の契約形態には「純新規契約」と「複数所有新規契約」がある

車を運転するとなると、強制加入である自賠責保険はもちろん、任意加入の自動車保険にも入る必要があります。

新規で自動車保険の契約をする形態としては、一般に初めて車を購入する場合(純新規契約)と、現在すでに車を1台所有していて、新たに2台目を所有する場合(複数所有新規契約/セカンドカー割引)に大きく分けることができます。

純新規契約では、「その車に前契約(過去13カ月以内の保険契約)がなく、複数所有新規にも該当しない」という条件を満たすことが必要です。純新規契約の場合、ノンフリート等級は「6等級」からスタートします。

複数所有新規契約では、「現在11等級以上が適用されている契約があり、新たに2台目以降の車を契約する」という条件を満たすことが必要です。複数所有新規契約の場合、ノンフリート等級は「7等級」からのスタートとなります。

純新規契約 【条件】
その車に前契約(過去13カ月以内の保険契約)がなく、複数所有新規にも該当しない
【等級】
6等級からスタート
複数所有新規契約 【条件】
現在11等級以上が適用されている契約があり、新たに2台目以降の車を契約する
【等級】
7等級からスタート

なお、もし新車を購入したのであれば、「新車割引」を利用して保険料を抑えることが可能です。

新車割引とは、新しい車に対しては保険料を優遇するというものであり、「保険の開始月が車の初度登録年月(初度検査年月)から25カ月以内」の場合に適用となります。この点、割引率は保険会社によって異なり、軽自動車は適用外となる場合もあるので注意が必要です。

この新車割引がある理由は、新車の場合には慎重に運転をする傾向があるため、その分事故を起こすリスクが低くなると考えられているためです。

この点、保険会社によって新車割引の内容が異なるため、どこがどれだけ保険料が割安になるかを記すことは難しいと言えるでしょう。一般的には、5%〜10%の間での割引がなされるようです。

新車割引が適用されるには、前述のように「保険の開始月が車の初度登録年月(初度検査年月)から25カ月以内」であることが必要です。ただし、軽自動車については新車割引を扱っていない保険会社も多く、通販型の保険会社においては特にその傾向が強いと言えます。

解除や契約満了によって新たに自動車保険に入る場合の注意点

なお、保険料の滞納によって解除されたため、あるいは更新をせずに契約満了となったため、新たな保険会社の自動車保険に加入するというケースにおいて、注意すべきことはあるのでしょうか。

まず、保険料の滞納によって解除された場合、今まで持っていた等級は失われるという点には注意が必要です。そのため、新たな保険に加入する際には「6等級」からの再スタートとなってしまいます。

「それなら、1等級~5等級の人も解除によって6等級から再スタートできるのでは?」と考える人もいるかと思います。しかし、残念ながら1等級~5等級の場合は契約解除後も「13カ月間」は引き継がれます。

このように、保険料の滞納による解除でも、新たな保険に加入できないというわけではありません。ただし、滞納や等級の履歴は保険会社間の情報交換制度によって調べられてしまうため、新たな契約を拒否する保険会社も出てくる可能性があります。特に通販型の自動車保険の場合、加入するのが厳しい傾向にあると言えるでしょう。

更新をせずに契約満了となった場合、満了してから(※正確には、満了になった日の翌日から)何日経っているかによって「乗り換え」か「新規扱い」になるのか異なるという点には注意が必要です。

例えば、新たな保険の開始日が「前の契約が満了になった日の翌日から7日以内」であれば乗り換えとなり、今までの等級を引き継いで新たな契約をすることができます。しかし、新たな保険の開始日が「前の契約が満了になった日の翌日から8日以上経過している場合」は等級を引き継ぐことができず、6等級からの再スタートとなってしまいます。

乗り換え 【条件】
新たな保険の開始日が「前の契約が満了になった日の翌日から7日以内」
【等級】
今までの等級の引き継ぎが可能
新規扱い 【条件】
新たな保険の開始日が「前の契約が満了になった日の翌日から8日以上経過」
【等級】
6等級からの再スタート

さらにこの場合には、インターネットから申込手続きができず、インターネット割引が適用されない保険会社もあります。

せっかく積み上げてきた等級を水の泡にしてしまわないよう、満期日が来る前に保険の更新手続きや乗り換えを速やかに行うようにしましょう。

また、自動車保険に長期間加入する予定がないのであれば、条件次第では次回の契約時に今までの等級を引き継げる「中断証明書」を発行してもらうことも可能です。

POINT

  • 純新規契約の場合は「6等級」から、複数所有新規契約の場合には「7等級」からのスタートとなる
  • 新車を購入した場合、「新車割引」を利用すれば保険料が割安になる
  • 前の自動車保険が保険料の滞納によって解除された場合、新たな保険に加入する際には基本的に「6等級」からの再スタートとなる
  • 前の自動車保険の契約満了によって新たな保険に加入する場合、満了してから何日経っているかによって扱いが異なる

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